梅雨の晴れ間に 何をする?

休日は大雨になった地域もあったようですが、今日はいい天気!

梅雨の晴れ間。

これはもしかして竹馬をする子ども達のことを応援している神様の仕業かな?

な~んて思っていました。

(それは違うか…。)

 

登園後。数名の子が竹馬を始めました。

私が竹馬をやっている子の前を通ると… 

「むずいし」「のれん」「できん」などと決して大きな声でなく、ポツリポツリと話してくれるので、どうしたらいいのか迷っていることが分かりました。

それでもやってみようとしている子もいました。

すると…。閃いた!!

「土にさせばいい。」といっている子も…。

なんだか 面白いと思っていたら、

その後担任から砂場に移動して…竹馬をさして埋めていました。と報告を受けて

やはり!なんだか面白い。

もしかしたら、この子は砂場で乗れるようになるかもしれません

他にも、あちらこちらに移動している子がいます。

何の根拠か分かりませんが1人の子が

「ここなら竹馬できそう!」といって移動すると…。

その子について民族大移動がおこります。

これまた面白い。

今はやりやすい場所さがしをしているのかな?

みんな~

中庭のあちらこちらに台が用意されているよ。壁もいいよ。階段からもいいよ。

お気に入りの場所を見つけてね。

 

事務室から竹馬の様子を見ていた杏奈先生は

「やる気があると何度もやるんだね。」と言っていたかと思うと…。


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「○○ちゃんがんばれー」と自然に声が出ていました。

名前を呼ばれた子は、がぜん力がはいっていたように感じます。


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偶然、その後のすくすくクラブのお当番で事務室にきてくれたその子に

「見ていたよ。○○ちゃん少し乗れていたね!頑張ってたね!」と伝えたら

子:「杏奈先生が上から見ていたの分かった。」

杏:「じゃぁ、手を振ってくれればいいのに~」

子:「だって竹馬やってたんだもん!(ニヤっ)」

子ども達は応援されていた事もわかり喜んでいました。

 

子どもの真剣なまなざしを見て、

思わず応援したくなる、熱くなる…その気持ち、よく分かります。

 

さあ!

どの子もできないことへの挑戦が始まりました。

簡単にできないのが竹馬です。

難しい事に挑戦させ、がんばる事を知り「やればできる」という気持ちを持たせたいです。

竹馬活動は決して1人ではありません。

友だちやクラスの仲間、そして先生やおうちの人がついています。

みんな頑張って欲しいと思っています。

 

(おまけ)

朝から竹馬をしている子に目もくれず、虫捕りチームは全速力でいつもの場所に!

ちょいと気になりついていくと…。

「プリっプリのバッタ捕まえた!」 「プリっプリって何?」

「太っちょってこと」「こんな大きいのみたことない。」

「高くとべるし、逃がしてあげようぅー」

「逃げる〰️ 。逃げた!」

数名の男の子たちがずっと会話をして虫を探していました。

好きな事には夢中になるよね。

しかし

この子達が竹馬を始めるのはいつになるのか?

頭の片隅に竹馬のことはあるのか?

竹馬のことを聞いてみようか…。

いや。まだ早い! (竹馬は始まったばかり!)

何でもかんでも、大人が手や声を出すことは簡単だけど…

今は違う。

この子達の気持ちが変わる時を待つと決めました。

その後。どうやら虫捕りしていた子達は担任にこう話したようで…。

「いっぱい練習しないとできないのはわかってる…お父さんから聞いたけど」

心は複雑だったことがわかりました。

虫捕りチームのみんなは

きっと。

心の奥には1歩踏み出す勇気ときっかけがあると思います。