年中 カマキリくんいらっしゃい❗️

年中組の廊下で、カマキリを飼っています。1匹は後藤が捕まえて、2匹目は、年長組の男の子が「先生〜カマキリあげる!バッタも。」と、ちゃんとエサまでくれました😁さすが!!年長さん。

ありがとう。

 

さて、このカマキリくんたちのことで、子どもたちは色々考える機会を与えられたようです☝️

 

「カマキリって何食べるか知ってる⁉️」と聞くと

「ちょうちょ🦋」「バッタ」などなどが出て、よく知っていた子どもたち😊そして、「カマキリがお腹が空いてるみたいなんだよね〜、どうしよう⁉️」と伝えると、「じゃあ、捕まえてくる!」「ウチにバッタいっぱいいるよ!」と、盛り上がるもも組。

 

一方で、

すみれ組は、以前からキッズランドで捕まえた小さなキリギリスを飼っていて、バッタにも愛着がわいています。

「バッタをエサにするなんて、かわいそう!」「絶対ダメ!!」

「でも、エサがないとカマキリさん死んじゃうよ」

「カマキリも草食べればいいじゃん」

「カマキリのご飯はバッタなんだよね。みんなもお魚やお肉食べるでしょ?かわいそうだから、草食べてって言われたらどう?草食べる?」

「、、、食べれない」

「そうだよね。お魚や豚さんのお肉食べるよね。食べないと元気が出ないもんね。カマキリもバッタを食べないと元気が出ないんだよ」

「じゃあ、逃がす」

「うん、逃した方がいい」

ほとんどの子が、逃したいようでした。しかし、一方で数人の子はやっぱり飼いたい!と言いました。かわいそう、という気持ちと飼いたいという気持ちのぶつかり合い。どちらの気持ちもわかります。どっちも間違いじゃないよねと伝えました。

そして、みんなも食べる時に「いただきます」が心を込めて言えるといいということ。みんなが食べたお魚やお肉はみんなの体になるから、かわいそうだけどお魚やお肉を食べることは大事だということを話しました。ちょっと難しい話になってしまったのですが、少しでも伝わっていたらいいなと思っています。

 

ひまわり組では、お家でもカマキリを飼っている子が多く飼い方を知ってる子がいました。その子たちが「餌がないとカマキリが死んじゃうからバッタを捕まえる!」といいキッズランドに向かいバッタを捕まえてくれています。でも、捕まえられない日もあります。
「バッタは餌(草)がたくさんあるからいいけど、カマキリはあんまり餌がないでしょ?だからしょうがないよ」と話してくれた子もいました。

 

さて、盛り上がったもも組では、朝から「早くキッズランド行きたい!お家でも、カマキリがトンボ食べたんだよ〜!」と、家庭での様子も教えてくれて、さっそくキッズランドへ行き、ちょうちょとガを捕まえてくれました。そしてカマキリの飼育ケースへ!

「カマキリ降りてきた〜」「ねらってるのかな?」

「ちょうちょ🦋飛べ!!」などなど、観察しながら、その時を待ちました😳


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そして、、


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「食べた!」「先生食べた!」

もうみんな真剣👀

ついに、カマキリはガを食べました。初めて見た子もいたのではないでしょうか。それは、もしかして衝撃的だったかもしれません。でもこうやって、カマキリは大きくなっていくんだな、食べないと死んでしまうんだなと体験を通して学んだ子もいたかもしれません。

盛り上がったクラスでも、自分でせっかく捕まえてきた、バッタやコオロギ🦗を餌にしたくない!と頑なに断る子もいます。それでもいいと思います。強制はしていませんので、今はあげたい子があげるということにしています。

そして、命の話もしましたよ。生き物を餌にするということを軽々しく考えてほしくはなかったからです。「命をいただいて、生きている」ということを少しでも理解してもらえたらなぁと思っています☺️

 

余談:すみれ組のキリギリスくんにバッタが2匹仲間入りしています😊ふと見ると、その2匹がオンブバッタになってる❗️みんな大興奮‼️


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生き物に、興味と愛着を持って接している子どもたちです😊


記事:年中担任