至学館大学附属幼稚園の劇の活動はまず、担任が題材を選びます。
それぞれの担任が1年間クラスを見て、クラスに合った題材選び、担任の想いを伝えます。
多くの先生は絵本、紙芝居から選ぶのですが、昔話があったり日本の作品だったり外国の作品だったり色々です。
しかし、どんな題材でも内容が子どもたちにわかりやすく、楽しい活動でなければなりません。
子どもたちの中には、いっぱい考えているのにそれがうまく、言葉として伝えられない子もいます。決まったセリフも分かってはいるけど、恥ずかしくてちっちゃな声しか出ない子もいます。
道具作りは好きだけど・・・という子だっています。
子どもはミラーボールのような輝きがあり、まだ光っていない、これから光るところもたくさんあるのです。
先日、パンの匂いに誘われて思わず入っていったももぐみの『ゴリラのパン屋さん』の様子を改めて書きたいと思います。
まほ先生は子どもたちに興味を持たせるために早いうちから大道具、小道具を揃えていました。
一つ一つ揃えながら、まほ先生自身も楽しんでいたように思います。
途中、お人形のゴリラが出てくる時があるのですが、その日のことをよく覚えています。
人形を持ってルンルン保育室に向かう、まほ先生を見て、
私「えーっ!可愛いじゃん!まほちゃん、お母さんに作ってもらったの?」
まほ先生「違います!違います!自分で作りました‼️」
私「それにしては上手に作ってあるじゃん!(失礼しました)」
まほ先生「へへへ・・・」
こんな会話がありました。
きっと、前日、遅くまでかかって作り上げたものだと思います。
子どもの喜ぶ顔を想像して一生懸命作ったことでしょう!
まほ先生の日々の様子や少しだけ見る子どもたちの様子から、劇の会の活動が楽しく進んでいることがよくわかりました。
リハーサルの日も子どもたちは「やる気」で「さぁ、僕たちの劇を見てください‼️」という顔つきでやっていました。
クラスのみんなで劇を作り上げている感じがしました。
子どものことですからその日の調子や集中力の続かない子もいましたが、はなまるの子どもたちでした!