郷土菓子を作ってみよう!〜おこしもの〜

「おこしもの」は、愛知県で桃の節句のお雛様に供えられる郷土菓子の一種です。

地域によって「おこしもん」「おしもん」「おこしもち」「おしもち」とも呼ばれています。

雛祭りで食べられる料理といえば、「雛あられ」「菱餅」「ちらしずし」などがあると思いますが、愛知県ではこれらに加え、「おこしもの」を作る風習があります。

また、西三河地域では、粒あんもしくはこしあんを、米粉で包み、表面に着色したもち米をつけた「いがまんじゅう」が桃の節句に供えられるようです。

 

毎年、この「おこしもの」を異年齢活動で作っていましたが、今年はお家の人と一緒に、作る楽しさを味わっていただけたらと思います。

 

「作りたいけど、型がない、、、」

でも大丈夫‼️えんだよりでもお伝えしましたが、幼稚園にはおこしものの型があります。貸し出しの締め切りが今日まででしたが、若干の余裕がありますので、作りたい方はお貸ししますのでお知らせください。

 

「借りるって言うのもな〜」

でも大丈夫‼️クッキー型で作る方法もありますよ。

 

「材料、作り方がわからない〜」

でも大丈夫‼️今から材料、作り方を紹介します🤗

 

 

おこしもの

材料(約15個分)

米粉上新粉)500g

熱湯450〜500cc

色粉(赤 黄 緑)

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作り方

①ボウルに米粉を入れて、熱湯を少しずつ加えます。最初は箸や木べらなどで混ぜ、途中から手でこねていきます。この時、熱いので気をつけてください。


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②ボウルの中でよくこねます。まだ粉っぽいと思ってもこねているうちに生地がまとまっていきますので、しっかりこねることが大切です。耳たぶくらいの固さの生地にします。水分が多くゆるい感じの時は粉を少量追加しましょう。

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③まとまったら、全体量の1/10程を取り、3等分します。(色粉が3色の場合)3等分した生地に各食紅3色を極微量を生地に練り込みます。

※残りは白のままで使用します。


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④「おこしもの」の型に、米粉をちらします。(最後、型から抜けやすくするためです)

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⑤色を小さく丸めたものを米粉のちらした形にのせ、最後に上から白い生地を適量のせます。最初は少なめにし、追加しながら入れていきます。


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⑥最後に手のひらで押さえ、生地が型の縁までいきわたるように指先で整えます。(横から見た時に、モリッとのせるくらいができあがりの見た目が良いと思います)整えたら、型を斜めにして型ごと作業台に叩きつけ、生地を型から外します。


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⑦蒸し器を用意し、お湯を沸かしておきます。

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⑧蒸し器に竹敷、又はオーブンペーパーを敷き、「おこしもの」が重ならないようにのせます。強火で約10~15分蒸します。


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⑨蒸した後のものをザルなどにのせ、冷まします。この時に水をサッとかけておくとおこしものに艶が出ます。

 

できあがり‼️

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やわらかい蒸したての時も美味しいですし、しっかり冷めてからトースターなどで少しこんがり焼いて食べても美味しいです。醤油、砂糖醤油、きな粉などかけてお好みでどうぞ☺️✨

 

☆作り過ぎて食べきれない場合や、長期保存する場合は、ラップで包み冷凍できます。(お餅の扱いと同じです)

 

おこしものの型がなくても、クッキー型で抜いてもできますよ。


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ぜひやってみてくださいね😀

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