かんすけは5人の友達がいる⁈ ー年中組合宿編ー

始業式の挨拶の中で、年中組の合宿のことに触れました。


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これも、子どもたちに対する『しかけ』です。

「園長先生のところにも、かっぱの…あれ?なんていう名前だっけ?かっぱのなんとかっていってたなぁー??」と話すと、明らかに南館から「かんすけ!かんすけ!」「かんすけだよー!」と声が聞こえてきます。
年長さんも昨年の合宿はよく覚えていました。
「そうそう!かんすけだ!そのかんすけからお手紙が来たの!園長先生もかっぱの国に遊びに来てくださいってね!何にもわかんないから、中くらいのみんな、教えてね!」と伝えました。

そうしたら、みんな、来てくれる!来てくれる!


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入れ替わり立ち替わり、年中の子どもたちが職員室まで私を探しに来てくれました。
自分たちの知っている限りのこと、また、予想できることをキラキラした目で教えてくれました!

「かんすけは5人のお友達がいる!」「どうも、二つ池に住んでるみたい!」「幼稚園に来たことあるんだよ!手の跡がついてた!食べかけのきゅうりもあった」「かっぱの国に行くとおにぎりときゅうりが食べれるよ!」「キラキラしたものも好きなんだよ!」「春蘭さまって人もいるんだよ!かんすけは春蘭さまが好きなんだよ!」と、すごい勢いの子どもたちでした。


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出遅れて一人で話しに来てくれた子もいました。一生懸命の顔でした!


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「年中組も合宿あるの!!」と、ビックリされるかたもいます。

過去の経験で、年中で親から離れて一泊するのは早いのでは?という意見もごく、ごく少数意見としてありましたが、至学館大学附属幼稚園で年少の時期を過ごせたなら、それは決して無理なことではないと思っています。 
自分のことを自分でやって、おまけにお母さんがいなくても、一人で泊まれちゃう!おねしょだってしなかったんだ!なんてなれば、子どもたちはきっと大きな自信になることでしょう。(おねしょしたって、大丈夫!泣いたって大丈夫!)

年少で自分のことが一人でできるようになり(着替えをはじめとする園生活、諸々)自信を持って年中になり、そして合宿に向かいます。お母さんがいなくても寂しくない、お母さんのことなんて思い出させないほど、いっぱい楽しいことを体験します。


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子どもたちは「ママがいないのは寂しい‥」と不安な子どももきっといることと思います。合宿が楽しいものになるように、当日迄、先生たちも頑張ります!

どうか、お母さんも子どもの可能性を信じて、送り出していただけるとありがたいです。