年長合宿について(8月24日現在)
2020年2月。
新型コロナウイルス感染症における緊急事態宣言が発令され、附属幼稚園の教育活動も立案し直さなければいけない事態になりました。
活動を精選し、実行するにあたっては、私たちが大切にしてきた活動をどうしたら実現できるかを考えました。年長合宿についても同様です。
しかし、その時点で7月には施設が使えないという状況でした。
でも、簡単に中止というのは考えたくないという想いも大きくありました。
裏腹に、リスクを負ってまで実行していいのか。子どもたち、教職員の命の大切さを考えました。
悩みました。考えました。
そんな中、施設の確保ができるか?まずは確認しました。
9月だったら、川遊びもできる、ハイキングもできる、子どもたちが1学期に調べ活動を中心にすすめることができる!例年のような計画をベースに考えられると思いました。
ラッキーなことに希望の日程で宿泊施設は空いていました。施設の感染予防対策も納得できました。附属幼稚園の考えとすり合わせ、後は教職員の意思統一です。
例年の計画を基に考え、そして実施できるのだったら、まずは保護者の皆様が安心して子どもたちを参加させて頂けるような感染予防対策を考えなければといけません。感染予防のしすぎはないのです。
例年よりも多く、宿泊場所を施設内に確保しました。活動も少人数でできることを考えました。もちろん全体でやる方が効果的なこともあります。そんな時はソーシャルデスタンスを心がけ、進めていきます。
色んなことを想定して実現に向けて考えていくことは、絡まってしまった糸を解いていくような日々でした。
そして、本日も実現に向けて、子どもたちの思い出に残るように準備を進めています。
☆いつもの幼稚園とは違う環境の中で、そこでしかできないこと(川遊び、ハイキング)を体験し楽しむ。
☆調べ活動をしたことを合宿を体験する中で確かめる。
☆先生や仲間と一緒に生活し、自分のことを自分ですることで(お母さんと離れて宿泊することも含め)自分ってなかなかやるなと自己肯定感を高める。
そして、子どもたちにとってかけがえのない時間をたのしく過ごすことを目的に実施したいと思います。
よろしくお願いします。
令和2年8月24日
園長 加藤 道子